Massimo Nesi
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1958年12月30日 Firenze生まれ。
幼少よりバイオリンを習い、父親からAnsaldo Poggiの楽器を買ってもらったのがきっかけでPoggiの工房に通うことになるが、その頃はまだ製作には興味がなく、工房を訪ねて彼の楽器を弾き比べたり世間話しをしたりしていただけであった。彼の没後、一番弟子のGianpaolo Savini(Roma)と知り合い、製作にかける情熱に感化され、製作を始める。週に何度かローマまで通い、Poggiの製作方法を一から十まで教えてもらったそうだ。この2人はPoggiのスタイルを確立した現代の貴重な製作家達である。私個人的にはPoggiの楽器はあまり好きではないが、彼らの楽器の魅力はスタイル、音の傾向などモダンバイオリンを連想させるところである。Nesi氏、本業は演奏家、それもかなりの腕前のソリストだが、時間を見つけ、年に3本ほど製作をしている。 この一派、皆気難しいのが玉にきず。Poggiは演奏家とよく喧嘩して工房からたたき出していたらしい。Saviniは気に入らない人はいっさい工房に入れないらしい。このNesi氏、私にはとても親切であったが、職人同士だったからであろうか? |
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